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ロシア・ソチでの冬季オリンピックも会期終盤になり、日本人選手のメダリスト誕生が続くことから、中継が深夜・未明ながらも盛り上がっています。
冬のオリンピックは、ウインタースポーツにおける頂点のイベントですから、トップ選手の活躍を映像で楽しむことができます。
そして、選手にとっても4年に1度のチャンスですから、競技結果への思い入れや緊張は相当なものでしょう。思わぬサプライズやドラマを生み出されるところも、観戦者にとっては魅力の一つであることも分かります。
さて、気になるのがスキーのアルペン競技を見ることが少ないことです。
スキーが私の大切な冬のスポーツ活動であり、その競技スキーの滑走技術を知るためのトップ選手の滑りを見たいのですが、今回も限られた映像しか見ることが出来ませんでした。
アルペン競技には、滑降(ダウンヒル)、スーパー大回転(SGS)、大回転(GS)、回転(SL)、コンバインド(滑降+回転)が男女ともにありますが、私はこれまでに女子SGS、男子コンバインド、男子GSの一部(上位選手によるハイライト)をテレビ番組表から見つけて録画視聴したまでです。
もっとも日本人選手が参戦しているスケート競技(フィギュアやスピード)、スキー・ジャンプ、ノルディック複合、フリースタイル、スノーボード(ハーフパイプ、クロス、アルペン)、カーリングなどが優先的にテレビ放映されるのも仕方ないことでしょう。
スノーボード:8選手
クロスカントリー:6選手
ジャンプ:8選手
ノルディック複合:5選手
フリースタイル:10選手
スピードスケート:17選手
フィギュアスケート:10選手
ショートトラック:8選手
バイアスロン:8選手
ボブスレー(スケルトン含む):7選手
リュージュ:1選手
カーリング:1チーム(5選手)
アイスホッケー:1チーム(21選手)
スキー・アルペンは、男子回転競技に湯淺直樹選手と佐々木明選手の二人のみが日本からの出場ですから寂しい限りです。出場の基準に成績が満たないことが大きな理由ですが、かつては滑降と回転には男女ともに出場していた時期もありました。
今や日本においては、スノーボードの方がスキーに比べて選手層が厚く、世界で戦えるレベルなのでしょうか。
スノーボード・アルペン女子では、竹内智香選手がパラレル大回転で銀メダルを取りました。インタビューで彼女は、「私は20年掛かってしまったが、これからスノーボード・アルペンを目指すのジュニアへのよい道筋となれば嬉しい。」とコメントしていたのが印象的です。
これから行われるパラレル回転競技の結果も期待されています。
スキー・アルペンは、大会最終日に男子回転があります。
湯淺選手においては先日の怪我は完治したのか、そんな心配もありますが、日本からは2選手が出場するので、両者ともに自己最高の滑走をして欲しいものです。
そして、結果が良ければ素晴らしいことですが、観戦者を魅了する滑りであれば、日本のスキー・アルペン界も盛り上がってくると思っています。
スキー・アルペン競技も頑張って欲しい、そんなことを思いました。